2019/10/29

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今回は、英語論文ではありません。
「日本の眼科 第87巻 第4号」に特集されていたHeads-up Surgeryについてまとめようと思います。
というのも、筆者はつい先日このHeads-up Surgeryについて知ったばかりなのです。
ヘッズアップサージャリ―と聞いて、恥ずかしながら、患者の頭がすっくと立ったまま手術をする光景を思い浮かべてしまいました∑(; ̄□ ̄A
ということで、自分のためにもまとめます。
Heads-up Surgeryとは、術者が3Dモニターを観察しながら手術を行うものである。
メリット&目指すところ:
光源の明るさを変えずにモニタのゲインを上げることで画像を明るく見せられるので、患者の眼に優しい。
術中、手術用モニタに患者の情報を同時に表示させたり、指標となるものを実際の手術画像に重ねて手術の手助けをすることが可能。
臨場感に優れ、実際に手術をしているかのような感覚で手術映像を見ることができ、教育面に役立つ。
術者の姿勢への負担を軽減できる。
肉眼で見えない情報を取得し、拡大術野像に合成した上でモニターに表示できる。
遠隔医療への応用も?
現在の問題点:
3D映像をみることで眼精疲労、映像酔いなどが起きうる。
現状でのヒトハイビジョンカメラ・モニタの解像度はヒトの眼の解像度と同等かやや劣る。
フォーカス移動の利便性に劣る。
これが進歩すれば、最終的には、網膜裂孔を自分で見つけて、ロボットが手術する時代も訪れるかもしれませんね”o(・ェ・o))((o・ェ・)o”