眼科医のための英語論文の読み方

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眼科専門医試験解答例2016(その11)

time 2017/04/09

眼科専門医試験解答例2016(その11)

28B1 – 28B10 (臨床問題)

1. a,d
a○
b× 傍シュレム管結合組織
c× シュレム管
d○
e× 毛様体縦走筋(Brücke筋)

2. e




e○ P364, 脈絡膜毛細血管板 choriocapillaris
https://www.jci.org/articles/view/31030/figure/1

3. a,b,d
a○
b○

d○

眼底写真とHFAの比較は、よく出題される。

4. e
a○
b○? http://www.queen-eyes.com/fs/queeneyes/c/all 814件あるが、、、
c○ 未承認のものもある。2011年以降は、高度管理医療機器として医薬品医療機器法の規制対象である。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/colorcontact/
d○ 可能でしょ?
e× 医療機器
https://www.pmda.go.jp/files/000214205.pdf
カラーコンタクトレンズは、2009年までは輸入・販売に薬機法の規制はなかったため、誰でも輸入、販売可能であった。医療機器化は、2009年11月4日から。
2011年2月4日からは、通常の医療機器と同様に、国の承認を得たカラコンのみが流通可能。
http://www.koda.biz/kiki/karakon/index.htm

5. b
a△ 弾力線維性仮性黄色腫+網膜色素線条→Grönblad-Strandberg症候群、遺伝形式はARの方が多いらしい
b○ http://disorders.eyes.arizona.edu/category/alternate-names/gronblad-strandberg-syndrome



網膜色素線条angioid streaks
CNV
http://medicalfinder.jp/doi/abs/10.11477/mf.1410102043?src=recsys&
弾性線維性仮性黄色腫(PXE)はADと、AR(p1548)
原因遺伝子ABCC6は16 番染色体に位置し、その遺伝子産物はMRP6
http://www.nanbyou.or.jp/entry/4580

6. b?
a× 腺癌(せんがん、英Adenocarcinoma)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%BA%E7%99%8C
上記ページの病理組織像を見ると、核の異型度が高そう
b○? 多形腺腫(Pleomorphic adenoma)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E5%BD%A2%E8%85%BA%E8%85%AB
MRI T1で低〜中間信号、T2で中間〜高信号領域
c× 腺様嚢胞癌(adenoid cystic carcinoma、ACC)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%BA%E6%A7%98%E5%9A%A2%E8%83%9E%E7%99%8C
d× 悪性リンパ腫ML: Malignant Lymphoma
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E8%85%AB
病理像が明らかに違う
e× IgG4関連眼疾患
http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/IgG4.pdf
病理像が明らかに違う
T1:low
<問題文の画像について>
MRIはT2画像(眼球が高信号)。眼窩内に視神経を圧迫する中等度の信号の被膜形成ありの腫瘤を認める。
病理組織像は、図の左下が腫瘍のようである。右上は眼窩内脂肪組織?
腫瘍組織の細胞は、N/C比は大きくなく、異型度は低そう。
http://www10.atpages.jp/asunaro99/sinkyuu/2byori/08byori.html
核異型 悪性度が高いほど‥‥‥
1.核の大小不同
2.核・細胞質の比率が大きい(N/C 比:Nuclear/Cytoplasm)
3.核クロマチン量が増加
4.核分裂像が多い
5.核小体の数・大きさが増大

病理は毎年。多形腺腫はよく出題される。

7. b
a× よく穿刺されるが、再発することが多い
http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/health_news_manande/2-0017103.html
b○ 結膜嚢腫 Conjunctival cyst → 手術


8. b,c

b○ trantas斑があり、増殖性変化のあるアレルギー性結膜炎→春季カタル
c○

9. d



d○ ラングハンス巨細胞(多核の巨大細胞)があるので、サルコイドーシスと診断される

http://www.nanbyou.or.jp/entry/266
サルコイドーシス(指定難病84)
サルコイドーシスは原因不明の多臓器疾患である。若年(20~30代)と中年40~50代)に好発
今回は8歳だが、、、
http://www.nanbyou.or.jp/entry/266
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%B7%A8%E7%B4%B0%E8%83%9E
ラングハンス巨細胞Langhans giant cellは、肉芽腫性疾患に認められる巨細胞。
類上皮細胞(マクロファージ)の融合により形成され、細胞周縁に馬蹄形の多数の核が存在する。

10. c, e
a× アレルウォッチは健康保険適用
b× 涙液中の総IgE測定試薬
c○ 10分が基本だが、展開時間は10分間と添付文書等に記載されているが、展開不良の場合には20分、30分と展開時間を延長することが推奨される。(以下の角膜学会のページ参照)
d× 確定診断は、結膜擦過標本での好酸球の陽性確認
e○ 下記サイト(角膜学会)では、vernal keratoconjuncivitis(VKC:春季カタル)のアレルウォッチ陽性率は94.7%である。

涙液を使用する検査


アレルギー性結膜炎の迅速診断を目的として、涙液中の総IgEを定性的に測定して診断するキットがアレルギー性結膜炎迅速診断キット(アレルウォッチR涙液IgE, わかもと製薬/日立化成)として市販され、保険適応となっている。
http://www.bausch.co.jp/eye-dictionary/omonamenobyouki-1/ketsumakunobyouki/vernal-conjunctivitis/
春季カタル

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