眼科医のための英語論文の読み方

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眼科専門医試験解答例2017(その4)

time 2018/01/08

眼科専門医試験解答例2017(その4)

31. d,e?
a〇 適応あり P120
b〇 適応あり P228
c〇 適応ありP132
d× 上皮の変性疾患。対症療法。P131
e×? P929

32. a,d
a〇 P100


d〇 P107

33. e
a×?

c×?
d×?
e〇 Hutchinsonの法則

34. a, b? (e?)
a○ Bowman層、表層実質、幼少時は視力は損なわれない P131
https://en.wikipedia.org/wiki/Reis%E2%80%93Bucklers_corneal_dystrophy
Reis–Bucklers corneal dystrophy(corneal dystrophy of Bowman layer, type I,)はBowman膜のdisintegration(崩壊?)をきたす疾患。原因遺伝子はTGFB1。遺伝形式AD。
早ければ1歳から、通常4,5歳から角膜混濁を呈する。
角膜上皮欠損により充血、眼痛、羞明(photophobia)をきたす。
b○ 角膜実質の異常 P129
http://www.wakaba-hp.or.jp/menoitiran/kakumaku.html
斑状角膜ジストロフィーは、遺伝形式ARで、3~9才頃に角膜の中央部の実質の表層に大型の混濁が出始め、刺激症状の発作を繰り返しながら、10才代には角膜全体に混濁が広がり、20才代でほとんど見えなくなる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Macular_corneal_dystrophy
斑状角膜ジストロフィ(Macular corneal dystrophy)は、5歳から9歳くらいで発症。
Painful attacks with photophobia, foreign body sensations, and recurrent erosions occur in most patients.
c× 内皮の異形成、過形成、視力への影響はほとんどない P132
d× 実質中層、25-30歳で進行 P126
e△? 格子状角膜ジストロフィⅠ型は、上皮下、実質浅層、5-10歳で治療が必要になる P125
http://www.wakaba-hp.or.jp/menoitiran/kakumaku.html
格子状角膜ジストロフィーは、遺伝形式ADで、2~7才頃に、角膜に格子状をした線状の混濁が出始めて、次第に上皮と深層とへ進み、20才代では視力障害が高度になる。しばしば、上皮びらんができるので痛みや充血を繰り返し起こす。

35. a
a〇 白人黒人に比較して日本人では少ない
b× DSAEKまたは全層角膜移植
c× 角膜中央部
d× 変性した内皮細胞によってコラーゲン様物質が産生され、突出したもの。
e× 色素沈着の増加

36. b
a〇

c〇
d○ 無虹彩症では、角膜は幼少時は正常であるが、成長につれて角膜輪部機能不全となり、最終的には角膜パンヌスで視力低下。(角膜移植術の適応あり)。
e〇
P295
http://www.nanbyou.or.jp/entry/5452
無虹彩症(指定難病329)
遺伝形式AD、原因遺伝子PAX6(片alleleの機能喪失によって機能遺伝子量が半減することで生じる)。
黄斑低形成(視力0.2前後のことが多い)、羞明、眼振、斜視も高率に発症。
白内障、水晶体脱臼。
角膜は幼少時は正常であるが、成長につれて角膜輪部機能不全となり、最終的には角膜パンヌスで視力低下。(角膜移植術の適応あり)。
重篤例では小児期に緑内障を併発。
Wilms腫瘍という小児期の腎臓癌、泌尿生殖発育不全や発達遅滞を伴うことがある(11p13欠失症候群、WAGR症候群)。

37. e
a× 欧米ではほとんど見られないが、日本においては比較的多くみられる

c× TACSTD2 (従来はM1S1)
d× 治療用ソフトコンタクトレンズは効果的
e〇
P129

38. d
a〇
b〇
c〇
d×?
e〇
P244
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000207.html
上記HPの表1 白内障の原因 が分かりやすい。

39. a,c,d
a〇 落屑症候群は、IOL脱臼の危険因子。P219

c〇 網膜色素変性症は、IOL脱臼の危険因子。
d〇 アトピー性皮膚炎は、IOL脱臼の危険因子。
e× 原発閉塞隅角緑内障(開放隅角では無い)は、IOL脱臼の危険因子。
https://phio.panasonic.co.jp/kinen/shojinkai/bn/pdf/046_2_08.pdf
IOL脱臼の危険因子としては落屑症候群,ぶどう膜炎,網膜色素変性症,硝子体手術後,外傷,原発閉塞隅角緑内障,眼軸長が長いことなどがあげられている。

40. a, d, e ?
a△ 性差に関しては,男女差なしとする報告と男性に多いとする報告がある。
b×?
c×? ASC、PSCが多い。
d○
e○?
P258
http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/allergy08.pdf
日本眼科学会 アレルギー性結膜疾患治療ガイドライン 第8章 その他の関連疾患
アトピー性皮膚炎における白内障の合併率は,10~37% と報告され,大多数は 20代に発症する。性差に関しては,男女差なしとする報告と男性に多いとする報告がある。
アトピー白内障の水晶体混濁は,前囊下のヒトデ状混濁が特徴的とされているが,後囊下混濁がみられる場合もある.後囊下混濁は,ステロイドの影響が考えられているが,ステロイド非投与例にも後囊下混濁はみられる。水晶体混濁の進行とともに,羞明感,霧視,視力低下などの自覚症状が増強する。

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