眼科医のための英語論文の読み方

これであなたも読んだつもり(〃ノωノ)

眼科専門医試験解答例2017(その11)

time 2018/05/03

眼科専門医試験解答例2017(その11)

29B1 – 29B10 (臨床問題)

1. a
a〇 房水は毛様体突起から産生される
b× 瞳孔径は虹彩の瞳孔括約筋(動眼神経(副交感神経)支配)と瞳孔散大筋(交感神経支配)で調節される
c× 毛様体無色素上皮は血液房水関門


図1は毛様体ひだ部 ciliary process
ciliary processes毛様体突起から房水が産生される。毛様体上皮細胞は、後房側の無色素上皮細胞(網膜で色素上皮細胞に移行)と、色素上皮細胞から構成される。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3032230/
P154

2. c


c〇 第1表は、正常色覚者も色覚異常者も読めるデモンストレーション表


P729
http://www.skk-health.net/me/13/index.html#chap2sec1-1
2色覚…3種類の視細胞のうち、どれか一つが欠けている場合を2色覚(いわゆる色盲)という。赤を感じる視細胞がない場合が1型2色覚、緑を感じる視細胞がない場合が2型2色覚。
http://www.kyoto-be.ne.jp/hotai/cms/?action=common_download_main&upload_id=1475
石原色覚検査表国際版 38表

3. b,c
a× 開放隅角。pigmentが強い
b〇 隅角結節(白色結節が複数個見える。)
c〇 周辺虹彩前癒着(PAS : peripheral anterior synechia)。TMまで虹彩癒着がおこっている。
d× TMが充血している
e× 隅角離開

4. c


c〇 鼻下側の視神経乳頭辺縁部が菲薄化している。緑内障。

5. c,e
a× ERMは認められない。
b× SRFは認められない。
c〇

e○ Circle Diameters: 1, 3, 6mm ETDRS
http://www.retinavitreous.com/patientinfo/oct.php

6. b

b〇 梅毒感染症は全数、7日以内に保健所に届出を行う。



P100
梅毒性角膜実質炎(両眼性の軽度虹彩炎→強い毛様充血とびまん性または多巣性の角膜細胞浸潤→血管侵入を伴った深部角膜混濁)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-11.html
医師は、(2)の臨床的特徴を有する者を診察した結果、症状や所見から梅毒が疑われ、かつ、次の表の左欄に掲げる検査方法により、梅毒患者と診断した場合には、法第12条第1項の規定による届出を7日以内に行わなければならない。

検査方法 検査材料
墨汁法、ギムザ染色などの染色法による病原体の検出 発疹(初期硬結、硬性下疳、扁平コンジローマ、粘膜疹)
・ 以下の(1)と(2)の両方に該当する場合
(1) カルジオリピンを抗原とする以下のいずれかの検査で陽性
・ RPRカードテスト、凝集法、ガラス板法、自動化法

(2) T. pallidumを抗原とする以下のいずれかの検査で陽性
・ TPHA法、FTA-ABS法

血清
7. e?
a
b
c
d× 眼窩蜂巣炎であれば、充血や発赤を認めるはずである。
e
カラー写真では、右鼻根部に腫瘤を認める。
MRIは眼球内が高信号なので、T2画像。腫瘤はT2 lowと、T2 highの部分が認められる。

8. e




e〇 眼窩脂肪ヘルニア

9. c


c〇


P621 IgG4関連眼疾患、『IgG4関連眼疾患の診断基準』
IgG4>135 mg/dl, MRIにて両側涙腺の腫大、外眼筋の腫大が見られる。
病理組織学的に診断されていないので、疑い。
治療はステロイド内服(http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000720.html)

10. d?



d〇?

P657-662 涙腺腫瘍
緩徐な進行で、炎症所見はない。MRIで骨破壊像らしきものがみられる。
リンパ性病変というよりは、多形腺腫もしくは腺様嚢胞癌などの上皮性腫瘍か。

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