眼科医のための英語論文の読み方

これであなたも読んだつもり(〃ノωノ)

眼科専門医試験解答例2018(その7)

time 2019/05/03

眼科専門医試験解答例2018(その7)

30A 61.
a×? 
b〇

d〇 Fisher症候群、Guillain-Barre症候群は、多くは上気道系感染後に発症する。
e× テンシロンテストは重症筋無力症の検査。https://www.jbpo.or.jp/mgs/about/about03.html
p600 Fisher症候群は
(1)外筋麻痺 → 約半数が内眼筋障害(瞳孔障害:副交感神経障害)
(2)小脳性運動失調
(3)腱反射低下
を3徴とした症候群で、Guillain-Barre症候群の臨床病型の1つである。
多くは上気道系感染後に発症し、1~2週間進行した後に自然経過で改善に向かうという単相性の経過をとる。
血液検査で、抗GQ1b抗体が80~90%で認められる。

30A62.

b× 小児期に発症した斜視は、早期に治療することで、正常または正常に近い両眼視機能を獲得、維持することができる。生後6か月以内に発症する乳児内斜視は、1歳までに自然治癒するものが約25%あるが、斜視角が大きくて安定している場合には自然治癒の可能性は低いので、できるだけ早期に手術を行う(p1451)。
c〇 外斜視では禁止を矯正しないことで、斜視を増悪させることがあり、これも適正な矯正眼鏡を常用させる。(p1200)
d〇

30A63.
a× 被検者には遠見視してもらう(遠くを見てもらう。子供なら、遠くのアンパンマンのぬいぐるみなどを見てもらうのよいかと、、、)
b〇 乱視があると、どの方向にスキャンしても乱視軸方向に反射光が移動する。(p878 図II-G-26)
c× 
d× 初心者は開散光線束の点状検影器が使いやすい。
e× 屈折値[D]は、(中和したレンズの度数)-(1/検査距離[m])となる
検影法retinoscopy, skiascopy, skiametry(p877)
他覚的屈折検査。小児の屈折異常の診断と治療に必須。
(1)検者と被検者の眼の距離を50cmにして対座する。
(2)被検者には遠見視してもらう
(3)検者は、被検者の眼を見ながら、検影器の光を被検者の眼に当てつつ、一定方向に動かす(スキャニング)。
(4)検影器を動かすと、被検者の眼底から帰ってくる反射光が見えたり見えなかったりする。『検影器を動かす向き』と、『反射光の動く向き』が同じ場合(『同行』)は、被検者は-2D未満の近視ということになる。
(5)被検者の近くに板つきレンズを置き、検影器でスキャニングを繰り返し、反射光が動かなくなる(『中和』)板レンズの度数を求めて、被検者の屈折を計算する。
(6)屈折値[D]は、(中和したレンズの度数)-(1/検査距離[m])となるので、検者と被検者の眼の距離を50cmの場合は、被検者の屈折値は((中和したレンズの度数)-2)[D]となる。

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