眼科医のための英語論文の読み方

これであなたも読んだつもり(〃ノωノ)

アトロピンによる近視治療の臨床試験5年成績

time 2015/09/15

アトロピンによる近視治療の臨床試験5年成績

Five-Year Clinical Trial on Atropine for the Treatment of Myopia 2
Myopia Control with Atropine 0.01% Eyedrops

Ophthalmology 2015

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26271839

「アトロピンによる近視治療の臨床試験5年成績
0.01%アトロピン点眼による近視制御」

400人の-2D以下の近視のこども(アジア人)にアトロピン(0.5%, 0.1%, 0.01%の3群に分けて)1日1回点眼し、近視の進行をみたランダマイズド二重盲臨床試験。
Phase 1: アトロピン1日1回点眼を24ヵ月
Phase 2: 無治療12ヶ月
Phase 3: Phase 2の1年間で少なくとも片眼に-0.5D以上の近視の進行があった症例は、0.01%アトロピン点眼をさらに24ヶ月

  • Phase 1では濃度依存的に近視進行抑制効果(0.5%点眼群が近視進行が少なかった)が認められたが、Phase 2に濃度依存的に近視進行が強くなり、結局Phase 3でアトロピン点眼を追加する人数が多くなった。
  • 結果的に0.01%アトロピン点眼群が最も近視進行が少なく、眼軸長ののびも少なかった。
  • また、0.01%アトロピン点眼群では、瞳孔拡大も少なく、調節もあまり失わず、近見視力もあまり失われなかった。

アトロピンに反応しない場合もあるようなので注意が必要です。
調節や近見に影響しないくらいの低い濃度が近視進行抑制に一番効果的とは、意外でした(´△`)

 

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